空
その日のことはよくわからないけど愛し合っていたことはわかる
互いの存在は強く熱かった
しかし、溝が出てしまう
声が聞こえるとても悲しい声
「ごめんね」
よくわからないけど別れの日はそう遠くないようだ
頻繁に言っていた言葉がある
「もう会えないのかもしれない」
と泣いていた
けどみずみずしい手は必ずすぐそばにあった
ある日
泣き声がいつまでたってもやまない
どうして?
そして彼女の決断はかたかった
「最後にしたい」
と言った
彼女がどうしてそう言ったかはわからないけど彼女の手は頻りにお腹をなでる
また、言ってしまう
「本当にごめんね」
どれぐらい彼女の側にいただろう
気付けば彼女に包まれていた
お別れの日は着実と近づくが彼女が僕、私が嫌いじゃないことはよくわかる
小さいのによくお話をしてくれたり好きな音楽を聴かせてくれた
ママ、パパへ
大丈夫だから何も心配しなくて大丈夫だから
だから、、、悲しまないで寂しいがらないで
あなたを忘れはしない、決して独りではない
必ず心の中では繋がっていよう
また願いが叶うならあなた達のもとに宿りたい
そして空とあなたに会いたい